―「おっ母さん」の既存店との違いを聞かせてください。

今回の柏の葉キャンパス店は、建物から手がけているのが新しい点になっています。また、お客様と対面できる売場になっており、会話が生まれやすいというのも特徴に挙げられると思います。

特に力を入れているのが鮮魚で、毎朝、担当者が市場で買い付けし、仕入れをします。お客様によりたくさんの選択肢を提示するだけでなく、鮮度についても満足していただける売場になっていると思います。

―お店全体の商品ラインナップについてはいかがでしょうか。

精肉であれば国産和牛を扱ったり、お鮨であれば本マグロを使うなどワンランク上の商品も用意しています。しかし基本的な方向性としては、当店は日常を支える普段使いのスーパーマーケットです。社訓にもあります“お客様の冷蔵庫代わり”になれるように、地域に密着した店舗でありたいと考えています。

―オープン後の利用者さんの反応はいかがですか？

周辺にスーパーマーケットは点在しているものの、このエリアでの出店を望んでいた方が多いことが分かりました。便利になったという声をいただくと、私たちにとって大きな励みになります。駐車場が広いことも、利用しやすさに繋がっているのかもしれませんね。

―営業していくなかで、心がけていることがあれば聞かせてください。

当店の商圏は、大型複合施設のように広くありません。想定しているのは5キロ圏内です。それだけに地域に根ざし、お客様との距離が近いスーパーマーケットでありたいですね。

食材によっては、どのように調理していいのか分からないものもあるかと思います。そのようなときは、ぜひ気軽にスタッフに声を掛けていただけるとありがたいですね。喜んで対応させていただきます。

―発展しつづける柏の葉キャンパスエリア。お店としてどのように街と関わっていきたいと考えていらっしゃいますか？

―

マンションの建設が進み、これから人口が増えていくことが予想される街なので、そのなかでいかに存在感を出していくかというのが重要なテーマですね。品質、品揃え、価格に加えて“ここにしかない魅力”を打ち出していければと思っています。

“話が面白い店長がいる”、もしくは“スタッフと話がしたい”と思ってもらえる方が増えれば、地域に根ざしたスーパーマーケットとして、認知度を高めていけるのではないかと思います。
お客様の会話のなかで、スタッフのことや商品、鮮度などが話題に挙がるような店づくりを、これまで以上に注力していきたいですね。

―柏の葉キャンパスエリアの魅力について聞かせてください。

駅前を中心にショッピングから公共施設など様々なものが集まっていて非常に便利な街だと思います。私は自動車で出勤していることもあり、駅を利用しないのですが、「柏の葉キャンパス」駅から「ららぽーと柏の葉」を通って職場まで行けたらなと思うことが何度もあります（笑）。

マンションの建設が進んでいる一方で、それ以前からの家もありますから、時間とともに新旧がより調和してひとつの街になれば、さらに魅力が大きくなるのではないでしょうか。 当店のオープン前後に次男が産まれたこともあって、今はバーベキュー場のある「千葉県立柏の葉公園」が気になっています。柏の葉キャンパスは、私の仕事場がある街ですが、ここに住めば面白いだろうなと思うことは何度もありますよ。