少年野球チーム 磯辺トータス インタビュー

少年野球チーム 磯辺トータス
代表 鈴木起成さん

恵まれたホームグラウンドで躍動する
チーム全体で目指し、勝ち取る「一勝」の価値

緑あふれる「北磯辺公園」をホームグラウンドとする「磯辺トータス」は、1979(昭和54)年8月に発足。親子2代でメンバーだったというエピソードも、着実にこの地で歴史を重ねてきたチームならではのものだろう。検見川浜の元気な子どもたちが目標を持って輝いている「磯辺トータス」について、代表の鈴木起成さんにお話を伺った。

まず最初に…検見川浜エリアの子どもたちは、スポーツが好きな元気な子が多いと伺いました。実際いかがでしょうか?

少年野球チーム 磯辺トータス インタビュー

このエリアは海や川も近いですし公園も多いので、スポーツをする環境に大変恵まれていると思います。川沿いや海岸をランニング・サイクリングする人も多いですし、マリンスポーツも盛んですので、スポーツやアウトドア好きな親も集まってくる街だと思います。それで子どもたちも自然とスポーツ好きな元気な子に育っていくのだと思いますね。

では、そんな元気な子どもたちが所属する「磯辺トータス」の歩みについて教えてください。

少年野球チーム 磯辺トータス インタビュー

当チームが発足したのは1979(昭和54)年8月のことです。子どもたちに野球の面白さを伝えるだけでなく、同時に心身の成長に貢献出来るチームにしようというのが根底にありました。9名からのスタートですが、他の地域から検見川浜エリアに家族で移り住んでくる方が多かったこともあり、メンバーは順調に増えていきました。

チームにはA・B・Cの3グループがあるそうですね。

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Aは6年生を中心とした選抜メンバーで、Bは5年生以下。そしてCは、4年生以下で構成されています。学年に関係なく、心から野球を楽しんでもらいたいと考えていますが、中学生や高校生になったときのことを考え、挨拶や言葉遣いについては厳しく指導しています。

2015年度は、『原点~子どもらしく~』をスローガンとしていますが、ここに込められた思いを教えてください。

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野球だけでなく、原点を忘れないというのは大切なことだと考えています。“子どもらしく”というのは、指摘されたことを素直に聞くということでもあります。情報過多の時代ですが、まずは目の前にいる人の意見を聞くことが大切です。それをしなくなった時点で、成長は止まってしまいます。

結成当初は、試合に負け続け2年目の大会で悲願の初勝利とありますが、勝利するチームに導くため、子どもたちをどのように育てることを心がけていらっしゃいますか。

磯辺トータス 野球 選手

少年野球とはいえ、やはり勝負事というのは甘いものではありません。結成当初、なかなか試合に勝てなかったので、勝負に勝つために、早朝練習も始めましたね。そうした努力が実ったのは発足から2年目の秋のことでした。たかが1勝、されど1勝でした。勝つことの難しさと喜びを味わった試合でしたね。

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結成から35年以上が経ちましたが、美浜区は強いチームが多く、なかなか簡単には勝てませんね。春や夏の大会では結果が残せなくても、秋の大会では結果が残せるように頑張っています。また、朝の練習以外にも、5、6年生には野球ノートを書いてもらっています。教わったこと、失敗したこと、試合の成績、平日に行った練習、質問などが書かれています。毎週末、監督が目を通してコメントを記入してくれますので、子どもたちも監督からの言葉やアドバイスを大事にして練習に励んでいます。野球ノートを書き始めてから勝率も上がったように思います。

子どもたちには、目先の勝利にとらわれることなく、出来るだけ長く野球を愛し、続け、楽しんでくれたら良いな、と考えながら指導しています。2014(平成26)年の卒団生は中学に行っても全員野球を続けてくれていますし、2015(平成27)年の6年生も全員が「中学に行っても野球をやりたい」と言ってくれています。 まずは野球を好きになってもらって、結果として強いチームになれたら良いですね。

チームの練習環境について、どのような印象を持たれていますか?

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北磯辺公園」は、「磯辺トータス」と大人の軟式野球チーム、そしてソフトボールチームのホームグラウンドです。自治管理方式で運営・管理しており、日常的に清掃・整備しながら利用しています。「北磯辺公園」は”公園”ではありますが、野球に適した広さのグラウンドと設備があります。これほどのグラウンドを利用出来るチームは多くないので、とても恵まれていると思います。また、近くにある砂浜は走塁練習に最適です。子どもが思い切り活動出来る環境が身近にあるのは嬉しいですね。

野球以外にも、交流会や行事などはありますか。

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基本的には野球に関わるイベントが多いですが、年間の行事としては、大きく分けて6つの行事を開催しています。
まず1年の最初に開催するのが、5月にある「お楽しみ会・親子ソフトボール大会」です。お父さんと子どもたちの野球対決、お母さんと子どもたちのソフトボール対決をはじめ、サッカーやバドミントンなど、「北磯辺公園」で一日体を動かしてチーム内の親睦を深めます。外野の芝生の上で食べるカレーは格別ですし、数々の親子対決も見られるので、とても面白いですよ。

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7月、8月にかけては「磯辺夏祭り」と「夏合宿」が続きます。 「磯辺夏祭り」は、2日間ホームグランドの「北磯辺公園」で行われる夏祭りのことで、センター付近に大きなやぐらが組まれ、提灯がたくさん釣り下げられます。チームでも飲料、フランクフルト、磯辺餅、おもちゃ屋、ストラックアウトゲームなどの模擬店を出して、指導者・父兄・子どもたち、みんなで販売します。利益は合宿代やチーム運営費になります。夏祭りには、顔を見せにきてくれる卒団生も多く、成長を感じるとともに、「磯辺トータス」を今でも心の寄り所にしてくれることに嬉しく思いますね。8月に行われる「夏合宿」は、 群馬県のみなかみ町で合宿を行っています。汗をかいた後の温泉や、満天の星空は最高です。

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11月から翌年の春にかけては、「忘年会」や「納会」、「検見川神社」まで往復ランニングを行った後、神社で必勝祈願をする「新年会」、3月には「卒団式」があります。
その他にも、野球教室(現役プロ野球選手や元プロ野球選手が教えてくれる)への参加、プロ野球や高校野球観戦、体験会の開催なども随時行っています。2015(平成27)年には、元南極観測船で行われた「チャレンジングSHIRASE」にも参加し、船の上で元プロ野球選手の与田剛さんとキャッチボールするという貴重な体験も出来ました。

2015(平成27)年7月には、「千葉ロッテマリーンズ」の試合に招待されたそうですね。

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現在磯辺エリアで建設中の「ザ・レジデンス検見川浜ガーデンズ」さんからご招待頂き、「QVCマリンフィールド」で行われたロッテ対ソフトバンクホークスの試合観戦と、試合開始前のフィールド内でキャッチボールを行うイベントに参加させて頂く機会がありました。日曜日のナイターゲームで大勢の観衆が見守る中、そして憧れの選手が見ている中でのキャッチボールでしたので、子どもたちも大興奮!いつも以上に声が出てましたね。夏休みの良い思い出になったと思いますよ。
我がチームは「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地にある少年野球連盟に所属しているので、野球観戦や野球教室に招待して頂く機会も多いです。本当に恵まれた環境で野球をすることが出来て、子どもたちも幸せだと思います。

父兄の方の関わりはいかがでしょうか。

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日々の練習では、無理の無い範囲でお父さん方には練習のお手伝いや遠征の車出しを、お母さん方にはグランド当番を順番でお願いしています。仕事や各家庭の事情などを考慮しながら皆で子どもたちのサポートをしています。

野球は親が大変と思っている方が多いようですが、熱中している子どもたちの姿を見て自然と子どもたちの野球にのめり込んでしまうお父さん・お母さんが多く、家でも野球の話題で会話が増えたという家庭が多いようです。子どもたちが大好きな野球に取り組み、仲間と喜びや悲しみをわかち合ったり、日々成長していく姿を近くで見て感じることは、我々親にとっても大きな喜びですし、家族にとって重要なことと考えています。親も大変といえば大変かもしれませんが(笑)、それ以上に喜びや感動の方が大きいです。

少年野球チーム 磯辺トータス インタビュー

そんな理由で、普段練習に参加することが難しい父兄の方にも、夏祭りなどの大きなイベントの際には、出来るだけ手伝って頂くようお願いして、チーム内の交流や親睦もはかるようにしています。 チーム一丸、家族一丸となって目標を成し遂げることも大事だと思います。

卒団してからも野球を続けられる子どもさんは多いですか?卒業生の活躍についても教えてください。

磯辺トータス 野球 指導

そうですね。中学校、高校だけでなく大学でも野球部に所属している卒団生がいます。「磯辺トータス」からは、甲子園に出場した子が2人(山梨学院高等学校、習志野市立習志野高等学校)、千葉県の代表決定戦まで行った子が1人(東海大付属望洋高等学校)いますね。大学では、「慶応大学」や「神奈川大学」、「日本大学」などさまざまな進路に進みながらも、野球を継続してくれています。また、コーチとして戻ってきた卒団生もいて、親子2代揃ってチームで活躍してくれている方もいます。

最後に、検見川浜・磯辺エリアの魅力について教えてください。

検見川の浜

道路や街並みがきれいなので、ウォーキングやジョギングを楽しんでいる人も多く、海が近いのでマリンスポーツを楽しめるなど、スポーツを含むアウトドアに恵まれた環境だと思います。この街で少年野球が盛んなのも、そうした環境が影響しているのかもしれません。また、街の方も優しい方が多いですね。磯辺トータスの父兄の様子を見て頂いてもわかるように、街の行事やイベントにとても協力的な方が多いです。地域で子どもたちを見守るような、そんな風潮がまだこのエリアにはあるのかもしれません。

子どもたちにも聞きました!

磯辺トータス 選手

好きなプロ野球チームは?:「千葉ロッテマリーンズ」です。地元の球団なので応援しています!

中学校でも野球を続けたい?:続けたいです。力をつけて甲子園に行くのが夢です!

アットホームな雰囲気の「磯辺トータス」。子どもたちだけでなく、父兄も一緒に楽しみ、そして成長する。元気な子どもたちが多いこのエリアは、ますます活気づいてくるだろう。

磯辺トータス 監督

今回、話を聞いた人

少年野球チーム 磯辺トータス

代表 鈴木起成さん

練習場所:北磯辺公園(千葉市美浜区磯辺6-4)
練習日時:毎週 土曜日(13:00~17:00)、日曜日、祝日(9:00~17:00) ※冬季は~16:00まで

※2015(平成27)年8月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

少年野球チーム 磯辺トータス インタビュー
所在地:千葉県千葉市美浜区磯辺6-4 北磯辺公園
練習日時:毎週 土曜日(13:00~17:00)、日曜日、祝日(9:00~17:00) ※冬季は~16:00まで
http://www.geocities.jp/isobetortoise/

ザ・レジデンス検見川浜ガーデンズ