スペシャルインタビュー

全力疾走で駆け抜ける“子ども最優先”のサッカークラブ「中野木FC」

高校サッカー界で常にトップを争う「船橋市立船橋高等学校」を要する船橋市。自ずとサッカーファンや憧れを抱く子どもたちも増え、市内ではサッカーが盛んになっている。各小学校で行われているクラブ活動ではもサッカーは人気種目の一つだ。そんななか、「中野木小学校」のサッカークラブが、「中野木FC」として新たに出発することになったのは2005(平成17)年3月のこと。小学校のクラブの枠を超えて活動するサッカーを担当する「中野木FC」総監督の山野さんにお話しを伺った。

「中野木FC」総監督、山野さん
「中野木FC」総監督、山野さん

学校体育から社会体育へ

――「中野木FC」は、小学校のクラブ活動を拡大して現在のチームになったそうですね。

きっかけは先生方の人事異動でした。もともと4年生以上の児童が、学校体育としてサッカークラブの活動を行っていたのですが、2005(平成17)年3月に、これまでサッカークラブを担当していた先生が異動することになったんです。子どもたちもサッカークラブの活動をとても楽しみにして、熱心に取り組んでいたので、どうにかこれまで通りの環境を維持したげたいと考えていた時に、当時の教頭先生から“学校体育から社会体育に切り替えたらいかがですか”と提案をいただきました。そうして学校からもサポートをいただきながら、「中野木FC」として活動を拡大することになりました。
4年生以上はこれまで通り学校体育としても活動していますが、小学校3年生までの児童や、「中野木小学校」に通う予定の幼稚園の子どもたちも所属し、一緒に活動しています。

活動拠点の「船橋市立中野木小学校」校庭
活動拠点の「船橋市立中野木小学校」校庭

――現在の所属人数や活動日・活動場所について聞かせてください。

所属しているのは131名で、その内の7名は園児です。活動場所は「中野木小学校」のグラウンドで、主に土曜日が練習日となっています。日曜日は試合が組まれることが多く、練習試合や招待試合のほかにも船橋市サッカー協会の主催する大会に、学年ごとで参加しています。

学年ごとに練習に取り組む
学年ごとに練習に取り組む

――練習・試合のほかに、子どもたちが楽しめるイベントはありますか?

クリスマス会などの季節行事を学年ごとに開催しています。所属人数が多いので、全体での行事は現実的に難しいのですが、子どもとその保護者が参加する「親子サッカー」だけは別です。一同にグラウンドに集まりサッカーを行うので、規模も大きく、大変に盛り上がります。

――子どもたちがサッカーを楽しむために、大切にしていることはありますか?

心がけているのは、“子どもを優先する“ことですね。試合をベンチから眺めるというのは面白くないですから、試合の組み方も含め、子どもたちがサッカーを楽しめる環境づくりに注力しています。基本的に運営は保護者の方の協力が不可欠なのですが、忙しいご家庭の場合は、できる範囲で構わないとしています。子どもがサッカーが好きで続けたいと思っているのであれば、その気持ちに応えてあげたいですからね。

女の子も男の子も一緒にサッカーを楽しむ
女の子も男の子も一緒にサッカーを楽しむ

何事も“全力疾走”で取り組む姿勢を大切に

――「中野木FC」の特徴を教えてください。

チームスローガンは“全力疾走”です。試合だけでなく練習中も全力で取り組むように指導しています。みんなまじめで、一生懸命サッカーを楽しんでくれます。そういった環境づくりが関係しているのか分かりませんが、対戦した相手チームからは“いいチームだね”、“またぜひ試合をしましょう”と言っていただけることが多いです。それ以外では、所属人数の多さから部費が安いというのもご家庭にはうれしい特徴でしょうか。

練習に励む子どもたち
練習に励む子どもたち

――子どもたちの成長に関して、印象的なピソードがあれば聞かせていただけますか?

地道に努力をしている子どもが良いプレーをしたときや、サッカー以外でも、体力がなかった子どもが、学校のマラソン大会で良い結果を出すようになったときなどは、やはり指導に携わる者として嬉しいですね。

――保護者との関わりについても教えてください。

たくさんの保護者の方が運営に協力してくださっています。所属人数が多いこともありますが、コーチが30名近くいるというのはそう多くないかと思います。他にも、試合のときに自動車を出してくれたり、怪我をしたときの対応など、恵まれている環境だと思います。

沢山の保護者が活動を支えている
沢山の保護者が活動を支えている

――最後になりますが、「中野木小学校」周辺の魅力を教えていただけますか?

住んでいると実感しますが、本当に静かですね。新京成線「前原」駅・「新津田沼」駅や、始発駅であるJR「津田沼」駅も近く、また美味しいベーカリーやレストランも充実しています。色々な施設がある割には、とても落ち着いた環境だと思います。社会人になり、そして家庭を持ってもなお、この生まれ育った街から離れない方が多いというのも頷けますね。

中野木FC
中野木FC

中野木フットボールクラブ

総監督 山野久生さん
URL:http://www.sportsite.jp/sc/chiba/funabashi/nakanogi/
※この情報は2017(平成29)年9月時点のものです。