スペシャルインタビュー

地元で憧れの北欧雑貨店を。南行徳の暮らしを小さな幸せで彩る「tomte(トムテ)」

2021(令和3)年には、駅近くに地域密着型の大型ショッピングセンター「SoCoLa南行徳」がオープンするなど、近年注目を集める南行徳。
東西線「南行徳」駅の南口から徒歩2分、レンガの外壁とポップな看板で通る人々の注目を集める、「北欧ギフト雑貨 tomte(トムテ)」は、かわいい北欧雑貨を扱う店として多くのお客に支持されている。今回は、オーナーの田邉由佳さんを訪ね、お店のことや南行徳の魅力についてお話をうかがった。

「北欧ギフト雑貨tomte(トムテ)」オーナーの田邉 由佳さん
「北欧ギフト雑貨tomte(トムテ)」オーナーの田邉 由佳さん

両親のレストランの思いを継ぎ、北欧雑貨店としてオープンして10年

――まずは、この街で雑貨店を開かれた経緯・きっかけを教えてください。 

田邉さん:もともとは私の両親が20年ほどこの街で「tomte」というレストランを営んでいました。そちらを母親の体調不良から閉店することになり、この場所を残せないかと思い、脱サラして幼いころからの夢だった雑貨屋さんとして、2012(平成24)年に新たにオープンさせました。

ご両親のレストランを受け継ぎ、2012(平成24)年7月にオープン
ご両親のレストランを受け継ぎ、2012(平成24)年7月にオープン

「トムテ」というのは北欧の民謡に登場する小さな妖精のことで、屋根裏や馬小屋などにこっそり住んでいて、その家に幸せをもたらせてくれるといわれています。私のお店のコンセプトである「北欧」「ギフト」ともぴったりな名前だったので、そのまま受け継ぎました。また、お店の調度品や家具なども、レストランの時から使用していたものをそのまま使用しています。

――お店のコンセプトや特色、扱う商品へのこだわりをご紹介ください。

田邉さん:「tomte」は、北欧の街角にあるスーベニアショップをイメージしたお店作りをしています。北欧雑貨をはじめ、各国の様々な商品を販売しており、食器やカトラリー、服飾雑貨、タオルやインテリア、食品、ベビー用品などバラエティ豊かな商品を取り扱っています。こだわりは、もう一度買いたい!と思えるような品物を選ぶこと。テーマである「北欧らしさ」はもちろんですが、価格や、品質面のバランスを特に重視しています。

バラエティ豊かな生活雑貨が並ぶ店内
バラエティ豊かな生活雑貨が並ぶ店内

変わる街と共にパワーアップしながら、地元で愛されるお店を目指して

――どのような方がお店に来られますか?

田邉さん:お客様は30代から60代まで女性のお客様多いですが、10年前とは違い、最近では男性も一人で買いに来てくれる方が増えてます。主にちょっとした手土産やお礼の品、誕生日のプレゼントや出産祝いを選びにきてくださっています。

冬シーズンにぴったりのオブジェ 「フィンランド製のしろくま貯金箱」
冬シーズンにぴったりのオブジェ 「フィンランド製のしろくま貯金箱」

――開店から10年目を迎えられ、お店や街に変化を感じることはありますか?今後のお店の展望をお聞かせください。

田邉さん:南行徳は10年前と比べて集合住宅がどんどん建ち、小さなお子さんのいるご家族や、単身者の方など、全体的に人口が増えているように感じます。

北欧ブランドを中心に食器も充実
北欧ブランドを中心に食器も充実

「tomte」についても、オープンした頃に比べると随分と品揃えが増えましたね。たぶん倍くらいにはなっています!将来的にはもっと「北欧」というテーマに近づけるようなお店にリニューアルしていきたいと思っています。ただ、まずはやはり地元の方々に愛されるお店として営業していくことが大前提ですね!

暮らしの利便が増す南行徳、都心もベイエリアも気軽なお出掛けスポット

――田邊さんが思う、南行徳の暮らしの魅力だと思う点を教えてください。

田邉さん:私は小さい頃から南行徳に住んでいるのですが、空き地だらけだった子どもの頃に比べて随分便利になりましたね。近くに病院やスーパー、ドラッグストア、コンビニも多く、最近は「SOCOLA(ソコラ)南行徳」がオープンしたり、保育園もたくさん出来ているようで、近くの公園は可愛いちびっこで溢れていますよ。多国籍な街でもありますので、異文化交流したい方にもおすすめかもしれません。

「SOCOLA(ソコラ)南行徳」
「SOCOLA(ソコラ)南行徳」

東西線ですぐに東京都内にアクセスできるのもいいですね。私は展示会があったりするので、電車で渋谷や青山に行くことが多いです。ショッピングなら日本橋や銀座まで出る方が多いようです。

また、千葉方面に向かって南船橋の「IKEA Tokyo-Bay」や「ららぽーとTOKYO-BAY」にも行きますね。それかバスや、天気が良ければ自転車で新浦安へ行ったりもします。子どもの頃は「東京ディズニーランド」まで自転車で行ってました(笑)。

「ららぽーとTOKYO-BAY」
「ららぽーとTOKYO-BAY」

おすすめスポットは、この街ならではの癒しスポットと多彩なローカル店

――南行徳でお気に入りのスポットを教えてください。

田邉さん:「市川野鳥の楽園」周辺は緑がたくさんで、季節によって様々な花が楽しめます。鳥や亀を眺めていると気持ちが穏やかになりますし、私は犬を飼っているので散歩コースにぴったりです。その時、お客様とばったり会って立ち話などもよくあります。

「市川野鳥の楽園」
「市川野鳥の楽園」

また、南行徳には素敵なお店が多いですね。例えば、おすすめパン屋さん「pain ordinaire(パン オルディネール)」さんは、ドライフルーツやナッツを使ったハード系のパンや、変わったパンがたくさんあってどれも美味しいですよ。当店から徒歩1分とすぐ近くなので、はしごして行くのも楽しいです。

お酒を飲まれる方には、「肉うどんの戸上家(とがみや)」さん。ここ南行徳で20年以上営業されています。営業は夜間のみで、名前の通りうどんもおいしいのですが、一品料理のクオリティが高く、焼酎の種類が豊富にあります。お通しが無いスタイルなのも嬉しい。一人でも入りやすいお店です。

カフェでは、純喫茶の雰囲気が味わえる「南行徳壱番館」さん。壁に飾られたたくさんのコーヒーカップを眺めていると昭和レトロな気分に浸れます。サンドイッチやパスタ、パフェなど、ザ・喫茶メニューも楽しめます。オーストラリア、メルボルンから来た外国人オーナーシェフのお店「OCEAN ROAD COFFEE (オーシャンロードコーヒー)」さんもリーズナブルで美味しいランチメニューにこだわりを感じますね。テラス席があって外国人の方もくつろいでいらっしゃいます。

その他にも、チェーン店も個人店もさまざまなお店がありますよ。

田邉さん、ありがとうございました!
田邉さん、ありがとうございました!

――最後に、これから南行徳に新しく住まれる方にメッセージを一言お願いします。

田邉さん:南行徳は住んでみると、意外と便利で暮らしやすく、色々なお店があって楽しい街です。あまりに便利すぎて私も離れられません。(笑)新生活の食器やタオルなど、ご入用の時はぜひ当店にお越しください!

 
地元で憧れの北欧雑貨店を。南行徳の暮らしを小さな幸せで彩る「tomte(トムテ)」
地元で憧れの北欧雑貨店を。南行徳の暮らしを小さな幸せで彩る「tomte(トムテ)」

北欧ギフト雑貨tomte(トムテ)

オーナー 田邉 由佳さん
所在地:千葉県市川市南行徳1-18-17
電話番号:047-396-5848
URL:https://tomte-web.com/
※この情報は2022(令和4)年12月時点のものです。