インタビュー

地域に温かく見守られてきた40年の歴史「習志野市立第五中学校」

1978(昭和53)年に開校した「習志野市立第五中学校」は地域に見守られ、各方面に支えながら40周年を迎えた。友愛・自主・創造を校訓とする同校の第15代校長の小松﨑先生を訪ね、学校の特色や周辺地域の魅力についてお話を伺った。

「習志野市立第五中学校」校長 小松﨑修男 先生
「習志野市立第五中学校」校長 小松﨑修男 先生

生徒会活動を重視し自主性を育む

――まずは学校の沿革や概要について教えてください。

本校は、1978(昭和53)年に開校しました。教育目標には「自ら学び、心豊かで、たくましい生徒の育成」を掲げています。地域に見守られながら月日を重ね、迎えた創立40周年では、“時を守り、場を清め、身を正し、礼を尽くす”を基にする「時を守り、場を清め、礼を尽くし、一致団結」という生徒会宣言が採択されました。
“時を守る”というのは、時間をはじめ、人との約束を守ることで、“場を清める”とは、奉仕の精神で周囲を清掃することです。そして“身を正す”は服装を整え、行動に責任をもつことで、“礼を尽くす”というのは、相手を尊重して気遣うという意味です。学校というのは生徒、教師、家庭、地域など様々な方々が関わり運営をしていますから、この先も信頼関係に基づき、円滑な連携をとれるよう、生徒だけではなく教員も含めて行動の指針としたいと考えています。

習志野市立第五中学校
習志野市立第五中学校

――教育目標とともに、力を入れて取り組まれていることはありますか?

開校以来、生徒の自主性を育てるために生徒会活動を重視してきました。5年ほど前から、生徒会が重きを置いているテーマが“いじめのない学校づくり”です。人にされて嫌だったこと、反対に人からされて嬉しかったことを紙に書いてもらい、それを集計したものを発表しました。悪気がなくても人を傷つけることはありますから、そうした無自覚の行動を自覚し、人に対する優しさを育むという意味では、意味のあることだと考えています。また、各委員会でもそれに関連した活動をしており、例えば掲示委員会ではポスターづくり、図書委員会では、いじめを扱った書籍を集めて紹介するなどしています。

友愛・自主・創造の校訓
友愛・自主・創造の校訓

良い伝統が継承される環境

――部活動についても聞かせていただけますか?

加入率は約90%で、年度によって異なるものの、常に人気があるのは吹奏楽部です。過去には全国大会で金賞を取ったこともあり、本年度は全国大会に出場できませんでしたが、昨年度は、全日本アンサンブルコンテストの全国大会で金賞を獲得しました。こうした実績は指導者の力も大きいのですが、公立学校には人事異動もありますから、そのなかで一定のレベルを維持できているのは、先輩の学んだことが後輩にしっかり伝わっているからだと思います。

ずらりと保管展示されている賞状や優勝旗
ずらりと保管展示されている賞状や優勝旗

生徒・学校を支援する地域の和

――保護者や地域との連携、また協力体制などあれば聞かせてください。

開校当時、自分たちの住んでいる地区に学校ができると喜んでくれた方が多かったと聞いています。そうした地域の方々がいつも温かく見守ってくださっています。
たとえば花壇を作っていただいたり、グランドの整備もしていただきました。また、開校40周年を控えて組織された実行委員会からいただいた力強い支援には、本当に感謝しています。それ以外では、環境浄化と健全育成を目的に組織された「五中学区青少年健全育成連絡協議会」が月2回開催されており、生徒指導の担当教諭も参加して街の見回りをしています。

吹奏楽コンクールの表彰状
吹奏楽コンクールの表彰状

――通学区の印象や、特色を伺えますか?

少し足を延ばせば、長閑な田園風景と出会えるなど自然環境に恵まれている一方で、量販店も点在する過ごしやすい環境です。「津田沼」駅、「新津田沼」駅、「京成津田沼」駅を利用できるなど通学・通勤にも便利です。
それと、この地区で忘れてはならないのが「下総三山の七年祭り」です。6年(数え年で7年)ごとに開催される大規模な祭礼で、550年以上の歴史があり、船橋市・千葉市・八千代市・習志野市の4市にまたがって開催されます。津田沼地区からは「菊田神社」が神輿を出し、街全体が祭り一色になります。先人が伝えてくれた重みを感じるとともに、体験を通じて歴史に触れることができます。

習志野市立第五中学校
習志野市立第五中学校

習志野市立第五中学校
校長 小松﨑 修男 先生

所在地:千葉県習志野市藤崎2-3-15
URL:http://www.nkc.city.narashino.chiba.jp/5chu/
※この情報は2017(平成29)年12月時点のものです。