運河水辺公園
流山のシンボル的な存在の「運河水辺公園」。利根川と江戸川を結ぶ約8.5キロメートルの運河沿いにある公園で、地元で親しまれている。オランダ人技師によって1890(明治23)年に建設された運河は、1987(昭和62)年に公園として整備され、市民の憩いの場となっている。
小さな運河の両岸には木々が茂り、季節の自然が楽しめる。春にはソメイヨシノが咲き、夜にはライトアップも。この時期には多くの人が訪れ、流山を代表する桜のスポットとなっている。また4月上旬からゴールデンウィークまでは、両岸いっぱいにこいのぼりが飾られ、季節の風物詩に。四季折々の美しい景観は、「ちば眺望100景」にも選出されている。
この美しい運河を設計したのは、オランダ人技師のローウェンホルスト・ムルデル氏。公園内にはムルデル氏の石碑も建てられている。遊歩道や浮き橋、小さな遊具、どこか北欧の香りがする時計台などがあって、幅広い年代の人々がのんびりと利用している。
第4土曜日の午前9時から午後1時まで、「うんがいい!朝市」という名の朝市を開催。近隣で採れた野菜やお総菜、流山市の名産品など、さまざまな品がずらりと並ぶ。ほかにも、対岸ステージではギター演奏やよさこい演舞などのパフォーマンスなどライブも行うなど、楽しいイベントも開催している。
国と流山市の共同事業で整備された、利根運河沿いの公園。利根運河は、歴史的土木施設として高い評価を受け、2006(平成18)年に、土木学会選奨土木遺産に認定された。春には桜、秋には曼珠沙華が見られる遊歩道は整備され歩きやすい。のんびり散歩やウオーキングコースとして利用している人も多く、地域に愛されている公園だ。
運河水辺公園
所在地:千葉県流山市東深井368-1
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