東京湾アクアライン開通以降急速な発展を遂げ、移住先としても注目される木更津市金田西エリア
千葉県の玄関口として発展を続ける木更津市
「羽田空港」のほど近く、神奈川県川崎市から約9.5キロメートルのトンネルと約4.5キロメートルの橋で東京湾を横切るとそこは千葉県の木更津市だ。この東京湾アクアラインの開通により、木更津市内には「三井アウトレットパーク 木更津」や「かずさアカデミアパーク」など大規模開発が相次ぎ、急速に発展を遂げた。
一方で潮干狩りが楽しめる東京湾の干潟や棚田も残る房総半島の丘陵地など豊かな自然にも恵まれている。「木更津」駅付近にある「證誠寺」は童謡『証城寺の狸囃子』のモデルとなった狸囃子の伝説が残り、歴史の薫りも深い。
東京湾アクアライン「木更津金田」I.C至近の金田西エリア
金田西エリアは東京湾アクアラインの千葉県側の入口「木更津金田」I.C周辺に広がる。「木更津金田」I.C近くには「木更津金田バスターミナル」が設けられ、「バスターミナル東京八重洲」や「バスタ新宿」、「品川」駅、「羽田空港」、「成田空港」などへ向かう高速バスが乗り入れる。とくに「バスターミナル東京八重洲」へのバスは本数が多く、高速バスを利用して東京都心に通勤する人も多い。
周辺には「三井アウトレットパーク 木更津」をはじめ、「コストコホールセール 木更津倉庫店」や「カインズ 木更津金田店」など大規模ショッピング施設が集まり、東京都や神奈川県方面からも買い物客が訪れる。スーパーマーケット「ベイシア 木更津金田店」も近く、日常の買い物も便利だ。
海が近いため「木更津KiSARA」や「海鮮市場平島水産」など海の幸を味わえる店も多い。「龍宮城スパホテル三日月」では海を望みながら天然温泉も楽しめる。
「かずさアカデミアパーク」近くには緑の中にアート作品が配され、ダイニングやベーカリーもある「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」も広がる。海苔の直売を行っている「金田漁業協同組合」、野菜や卵などを販売する「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」のマーケットなどで地元の食材が気軽に手に入るのも魅力だ。
計画的に街づくりが行われた「かずさアクアシティ」
『木更津市都市マスタープラン』では金田西エリアを千葉県の玄関口と位置付け、豊かな自然を活かしつつ、にぎわいのある交流拠点を目指すとしている。すでに金田東地区の区画整理が完了し、「かずさアクアシティ」として新たな街が誕生した。現在も金田西地区の区画整理が進行中で、「かずさアクアシティ」はさらに拡大する。また、スーパーマーケットや医療機関などを併せ持つ複合施設「木更津ゲートウェイ・ヴィレッジ」も計画されている。
こうした都市インフラ整備に呼応して、金田西エリアを中心に地価は上昇を続けている。移住先としても人気で、木更津市の人口は転出者より転入者が多い転入超過傾向だ。
多彩な子育て支援でファミリーも安心の木更津市
木更津市でも移住の促進に努めており、移住・定住案内サイト『移住するなら、木更津市。』を開設したほか、多くの移住支援制度を設けている。さらに子育て支援を充実させ、子育てファミリーも安心して移住できる環境を整えている。
「木更津金田」I.C近くの「うみまち保育園子育て支援センター」では小さな子どもの遊び場と保護者の交流の場を提供し、お誕生会やクリスマス会などイベントも豊富だ。木更津市の「子ども医療費助成制度」は18歳の年度末までが対象で、電子申請が可能となりさらに使いやすくなった。他にも幼稚園や保育施設の年長児を対象に、小学校へ向けて「ことば」の相談・練習を行う「幼児言語教室『ひまわり』」などきめ細かなサポートが用意されている。
木更津市民の愛着度は8割弱
このような木更津市の暮らしやすさは市民にも人気だ。2022(令和4)年に木更津市から発表された『魅力あるまちづくりに関する 市民アンケート 報告書』によると、木更津市への愛着や誇りを持っているか尋ねた質問に78.7%が「持っている」または「少しは持っている」と答えた。
愛着や誇りを感じる要素を質問したところ、「都心、東京湾岸の各都市にアクセスしやすい交通利便性」が71.8%と最も多く、以下「農産物や地元の特産品」「木更津港まつり、こどもまつりなどの地域のにぎわい」「知名度の高さ」「上総丘陵、盤州干潟などの豊かな自然」といった回答が多かった。
この結果から、市民は東京湾アクアラインによる交通アクセスのほか、地元の特産品や豊かな自然に魅力を感じていることが伺える。
東京湾に面し、緑も豊富な恵まれた環境で、交通アクセスや買い物の利便性も高く、子育てもしやすい金田西エリア。ここにはファミリーの移住先として注目される確かな理由がある。