アーカイブ―柏の葉小学校SPECIAL INTERVIEW!

第2回:光あふれる爽やかな環境の秘密を探る(2012/06取材)

柏の葉小学校SPECIAL INTERVIEW!
柏市立柏の葉小学校
佐藤進校長

前回は佐藤進先生から、「柏市立柏の葉小学校」の教育目標や考え方を聞くことができた。今回はこの小学校の大きな特徴である、「スクールプラザ」をはじめとする最新の設備・環境についてお話をうかがった。

ー校舎は直線状ではなく、中庭とも言える「スクールプラザ」を囲むように配置されています。回遊性が高まるように、とのことですが、実際、どういうメリットなどがあるとお感じですか?

佐藤先生:曲線が取り入れられることでお互いの死角が少なくなりますので、出会いがしらの衝突などの事故が減ると思います。スクールプラザを横切ることで場所の移動も短距離で済み、授業で教室を移動する時などにも大きなメリットになっています。

ー「スクールプラザ」は上履きで活動できる点も魅力的ですね。
子ども達の反応はいかがでしょうか?

佐藤先生:今は主に低学年の休み時間に活用されていますが、靴を履き替える手間が無いので、短い休み時間も有効に使えると好評です。

ー将来的には、2階の廊下で中学校とつながるようですが、小中がとてもシームレスになることで、中学校との間でどのような相乗効果を期待されているのでしょうか?

佐藤先生:最近は「中1ギャップ」という言葉があるように、中学校に入ってからの不適応が問題になっています。

また、6・3制の制度が曲がり角に来ているのではないかとの指摘もあります。中学校とつながることで小中連携教育、高学年からの教科担任制、中学生による小学生へのリトルティーチャー制度、そして何よりも、普段からの小中交流などの相乗効果が期待されます。

ー周囲は公園など多く、とても素敵な環境ですね。
隣の公園へのアクセスを作られているのもユニークです。地域との関わりにも関係するのでしょうが、どのようなスクール生活をイメージされているのか、お聞かせいただければと思います。

佐藤先生:まだ隣の近隣公園は完成していませんが、確かに学校の周りには緑をはじめいろいろな魅力的な環境がありますし、今後もさらに充実していくでしょう。

柏の葉小学校は開校したばかりの小学校ですので、スクールライフのイメージは固まっていませんが、さまざまな教育活動を通して試行錯誤しながら、地域の環境や地域との関わりを生かしていきたいと思います。

ー自然採光の明るい教室、壁のない廊下、大きく取られた窓など、全体的にとても明るく開放的な学校という印象です。こういった環境で、まだ2ヵ月ほどですが、子どもたちの様子はいかがでしょうか?

佐藤先生:とても開放的な構造なので、当初は子どもたちが授業中に落ち着いて学習に取り組めるか心配でした。
しかし2ヵ月経った今ではすっかり落ち着いて学習に取り組んでおり、安心しています。

自然採光を採り入れた明るい環境で学習できるのは、とても恵まれている事だと感じています。

今回、話を聞いた人

柏市立柏の葉小学校

校長 佐藤進 先生

柏市立柏の葉小学校
所在地:千葉県柏市十余二348-51
    中央404街区1
電話番号:04-7134-3987

\ 私が紹介しました/

admin