アーカイブ―柏の葉小学校SPECIAL INTERVIEW!

第3回:時代に寄り添う学校とは(2012/06取材)

柏の葉小学校SPECIAL INTERVIEW!
柏市立柏の葉小学校
佐藤進校長

学校の基本コンセプトや、児童に優しいさまざまな設備についてお話し下さった佐藤先生。今回は「柏市立柏の葉小学校」の大きな特徴である、新しい取り組みをご紹介いただいた。

ー帰りの会に、毎日5分間の「イングリッシュタイム」を設けていらっしゃると聞きました。
これはどのような効果を期待されて導入されたのでしょうか。

佐藤先生:英語に親しむことを通して、友達や先生とコミュニケーションをとることを楽しむとともに、海外への興味・関心が高まることを期待しています。

子ども達も単語やゲームや歌を習うのを楽しみにしているようで、英語で表現することの楽しさを感じてくれていると思います。

ー週1回、帰りの会後に、授業の補習にあたるという「プラスタイム」を設ける予定があるそうですが、これはどのような性格のものでしょうか?

佐藤先生:「プラスタイム」については、今後子ども達の実態を把握し、どんなニーズがあるか検討しているところです。
全員が参加するプラスアルファの授業時間とするのか、一部の児童が参加する補習的なものにするのかも、現段階では決まっていません。2学期を目処にスタートし、いずれにしても、有効に使える時間にしたいと思っています。

ー朝15分間の読書・学習などの集中的な学び「キラリタイム」があります。
朝にぐっと集中して何かを行うことは、1日の学習リズムをつけるにもとても重要なことだと思います。
実際にどのようなことを行っているのでしょうか?

佐藤先生:「キラリタイム」は漢字ドリルや計算ドリルなど、基礎的な学習を定着させることが第一の目的です。

月曜日は読書と決まっていますが、火・水・木曜日は授業時間の一部として柔軟に扱えますので、1時間目とつなげて60分の連続した時間にし、じっくり学習する時間にしたり、30分ずつ2つに分けて変化をつけて学習したりと、弾力的な運用を進めています。

ー教材には、「デジタル教科書」や「電子黒板」などといった、親の世代にはなかった設備が取り入れられています。これらの具体的な使われ方や効果などを教えてください。

佐藤先生:「デジタル教科書」はスクリーンに教科書の内容を投影するうもので、教材を効果的に提示することができます。

例えば、社会科のグラフを例にとると、紙の教科書には最初からすべてが記入されていますが、デジタル教科書では途中まで提示してあり、その後の予想を子ども達が話し合った後に、実際に確認することができます。

写真の部分がビデオ映像に代わってより詳しい内容を理解できますし、アニメーション機能を使って構成要素や位置関係をわかりやすく確認することもできます。
見たいものだけを瞬時に拡大できるので、視点が定まりやすく、「わかりやすい」と好評です。ただし最新機器と言っても万能ではありませんので、むやみに活用すれば良いというものではありません。どんな狙いをもって、どのように提示していくか、教師側が工夫していくことも大切だと考えています。

今回、話を聞いた人

柏市立柏の葉小学校

校長 佐藤進 先生

柏市立柏の葉小学校
所在地:千葉県柏市十余二348-51
     中央404街区1
電話番号:04-7134-3987

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