「未来こどもがっこう」主催の「未来こども文化祭」に行ってきました!
2015(平成27)10月24日、柏の葉キャンパスで「未来こども文化祭」第一弾が開かれました。「未来こども文化祭」とは「未来こどもがっこう」が主催するたくさんのドキドキ・ワクワクが集まる文化祭。つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺や「東京大学 柏キャンパス」、「国立がん研究センター東病院」で多くのカリキュラムが行われ、子ども達は熱心に、楽しく学んでいました。当日はさわやかな秋晴れで、駅前ではマルシェも開かれ大勢の人で賑わいました。そんな「未来こども文化祭」をレポートします!
「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」6階にある「KOILスタジオ」では「キリン・スクール・チャレンジ」が開かれました。「キリン・スクール・チャレンジ」とは、「こども国連環境会議推進協会」と「キリン株式会社」が中高生を対象に世界のさまざまな課題を考え、解決に向けて挑戦するプログラム。今回のテーマは“午後の紅茶×リサイクル”。 午後の紅茶を飲みながら、キリンのペットボトルを中心とした容器の取り組みを聞いたり、小さな子どもにリサイクルの大切さを伝えるためにオリジナルの手遊び歌を作ったりしました。午前10時から午後5時までと長い時間ですが限りある資源を明日につなぐために子ども達は頑張りました。
※「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」は、2017(平成29)年1月現在、「31VENTURES KOIL」という名称に変更しています。
ペットボトルは
リサイクル!
「柏の葉アーバンデザインセンター」(UDCK)では「パパママのための写真講座」のカリキュラムが開かれていました。講師は「KOIL」にオフィスを構えるフォトグラファーの久保真二さん。子どもの表情を上手にカメラで撮りたい、動き回る子どもを生き生きと撮りたい、SNSに印象的な写真をアップしたい、一眼レフを買ったのに使いこなせない、などの疑問に答えながら素敵な写真を撮れるコツを学びます。この日は小さなお子さんを連れたファミリーがいっぱい。久保さんから最初にどうやって撮ったらいいかレクチャーがあった後、撮影会がスタート。会場のソファーを使ったり、椅子に座ってみたり、小物を使って赤ちゃんの気を引いたり思い思いにパシャパシャ。いい写真は撮れたかな?
みんなで撮影会
「東京大学 柏の葉キャンパス駅前サテライト」では「コンピューターの解剖」が行われました。講師は工学博士の間下知紀さんとiOSエンジニアの石原怜さん。コンピューターの中はどうなっているのか、脳の役割のCPUを直接動かしてみます。回路にコードをつなぎ、簡単なプログラムツールScratchでプログラムを組んで、LEDを点滅させたりスイッチをつけたり、モーターを動かしたり動きの制御を学びます。最後にはこれらを合わせた「イライラ棒のゲーム」を作りました。科学が好きな子ども達は夢中になって作っていました。
未来のノーベル賞!
シャトルバスは
長蛇の列!
「東京大学 柏キャンパス」では「東京大学 柏キャンパス研究所ツアー」が行われました。東京大学の科学コミュニケーターとしてKSEL(柏の葉サイエンスエデュケーションラボ)のスタッフさんが案内役となり、大気海洋研究所、カブリ数物理宇宙研究機構などの研究棟を巡り、実験プログラムを体験しました。この日は東京大学 柏キャンパスの一般公開日でもあり、宇宙線研究所長の梶田隆章教授のノーベル賞の受賞が決まったことで大勢の見学者が訪れていました。
「国立がん研究センター東病院」では「未来こども学校のお花屋さん」が行われました。小学生を対象にお見舞いや来館のお客様と対話をして大事な人、患者さんなどに届ける心のこもったメッセージカードづくりとお花のアレンジを行いました。子ども達は思いを込めて一生懸命作っていました。
「ららぽーと柏の葉」のクリスタルコートでは小さなお子さんも参加できるカリキュラムが行われました。「ラクガキ×ラクガキ カシワノハ」は未来こども文化祭をイメージした特大セットに、自由にラクガキができるワークショップ。普段はなかなかできないラクガキが思う存分にできちゃう。“ラクガキはアートだ!”
「トートバックを作ろうワークショップ」では、不織布のトートバッグにさまざまな形をかたどったスタンプを押して、カラフルな自分だけのトートバッグを作りました。
らくがきたのしー!
ぺったん!ぺったん!
「光る柏の葉ガーランドづくり」は、柏の葉型の2枚重ねのフェルトのなかに、綿とLED+電池を入れて光らせ、麻ひもに光る柏の葉をとりつけて完成させます。ガーランドに木の実や本物の葉っぱをくっつけたりもしていました。 「ダンボール書道~ダンボールに筆で書いてみよう~」では、ダンボールに書道をしました。さらにダンボールを使って額縁を作ってしまいました。実はダンボールは丈夫で書道をするにはとても適した素材なのだそうです。
柏の葉ピカピカ!
「レゴブロック×開拓隊。ぼくらがつくるもうひとつの柏の葉」では、レゴブロックを使って新しい街をつくりました。机に大きく紙を広げてその上にレゴや折り紙、色画用紙、ペンをつかって新しい街をデザイン。こんな街に住んでみたい!
「宇宙をつくろうワークショップ」では、自分だけの宇宙空間を作りました。色づけしたフィルムに小さな穴をあけて、万華鏡のようなミニプラネタリウムの完成。のぞきこんだらそこは自分だけの宇宙空間だ!
どんな街ができるのかな
なにがみえる?
「柏の葉妖怪教室『こんな妖怪いたらいいな』をかるたにしよう」では、柏の葉にいたらいいなと思う妖怪を「かるた」にしました。読み札・絵札ができあがったら、みんなでかるた大会! 会場ではマルシェが開かれ、焼きそばや小龍包、ドネルケバブの屋台が出たり、窯焼きピザやクレープ、アイスクリームなどのショップ、地元の野菜やつくばエクスプレスのフィギュア、多肉植物などが売られ、大勢の人が集まってとっても賑やかでした。
あちこちからいい香り
発見ポイント!
- (1)未来こども文化祭で科学の面白さが分かった
- (2)子どもから大人まで楽しめるカリキュラムがたくさん!
- (3)街が一体となって子どもたちが楽しく学べる環境づくりをしている
「未来こどもがっこう」主催の「未来こども文化祭」に行ってきました!
所在地:千葉県柏市