特集レポート

「UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)」のリニューアルガイドツアーに参加してきました!

「UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)」(以下、「UDCK」)は、公・民・学の連携によって運営されている、柏の葉キャンパスエリアのまちづくり拠点。まちづくりの担い手を育てる「UDCKまちづくりスクール」やサスティナブルデザイン学を学ぶ「千葉大学 柏の葉カレッジリンク・プログラム」など、さまざまなプログラムの実践に取り組んできました。そんな「UDCK」は2006(平成18)年の開設以降、2010(平成22)年、2014(平成26)年に施設がリニューアルが実施されており、2020(令和2)年10月1日には4回目となるリニューアルを迎えました。そこで今回は、オープン記念イベントとして開催されていた「リニューアルガイドツアー」に参加して、新しくなった「UDCK」の様子をチェックしてきました!

「柏の葉アーバンデザインセンター」
「柏の葉アーバンデザインセンター」

つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅に到着。西口を出ると、「東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト」の1階に、早速「UDCK」の文字が書かれた緑の看板を発見しました。私が到着した時間帯はちょうど休日のお昼の時間ということもあって、施設のテラスのパラソルの下は、食事をする親子や読書をする方などがのんびり過ごしていました。
それでは、リニューアルツアーイベントに参加するため、早速中に入っていきたいと思います!

「UDCK」外観
「UDCK」外観
開放的なテラス
開放的なテラス


入り口はガラス張りとなっており、自然光がたくさん入ってくるため明るく開放感があります!柏の葉キャンパスエリアを模した大きなジオラマもありました。受付をすませて、席に案内されてツアーの開始を待ちます。配られた名札に名前を書いて…と気分もワクワクしてきます。

入り口にあるジオラマ
入り口にあるジオラマ

名札に名前を記入して待機!
名札に名前を記入して待機!


私が参加した回の参加者は、近隣に暮らす親子や大学生、最近柏の葉キャンパスに引っ越してきたというカップルなど、私を含めて計8名。最初に自己紹介をしましたが、私も含め皆さん少し緊張気味です…!ツアーのガイド役はUDCKディレクターの八崎さん。いよいよイベントがスタートし、軽妙なトークと穏やかな声で解説してくれます。

会場の様子
会場の様子

ディレクター八崎さん
ディレクター八崎さん


柏の葉キャンパスエリアの開発の変遷
柏の葉キャンパスエリアの開発の変遷

最初に街の歴史や概要について説明してくださったのですが、現在柏の葉キャンパスの広がっているエリアは、2001(平成13)年には何とゴルフ場だったそうです。徐々に開発が進み2007(平成19)年にはわずか約1,370人だった人口が、2018(平成30)年には約18,260人に達する勢いで増加しているとのこと。
しかし人口が増えれば増えるほど、住民の考えやニーズの把握が難しくなってしまうという課題もありました。そこで「UDCK」では今回のリニューアルのキャッチコピーを「みんなでまちのミライをデザインする場へ」とし、活動を通して改めて住民のニーズ、アイデアを募り、みんなで良い街を作っていくことを目指しています。


キャッチコピーの下、今回のリニューアルではポイントを以下の3つに絞ったそうです。
・入りやすく、居心地が良い空間に
・自由にレイアウトを変えられる
・常にあたらしく、常に未完成
そのポイント通り、「UDCK」のエントランスは駅正面に移動し、自動ドアに変更。入り口にはジオラマやまちづくりに関する書籍がたくさん用意されており、思わず足を踏み入れたくなる工夫が施されています。また、本棚や机、観葉植物の下には全てローラーがついていて、移動が可能です。実施されるイベントに合わせて気軽にレイアウト変更が可能になっています。

八崎さんが参加者を案内してくださいます
八崎さんが参加者を案内してくださいます

可動式ローラーが付いていました
可動式ローラーが付いていました


カラフルなイスにも注目です。設立当時から使っているというこのイスは、実はかなりの年代物のため、今回のリニューアルでは買い換えようかという話が出たそうです。しかし、これまで柏の葉キャンパスのまちづくりに関わる人々を文字通り“支え続けてきた”、ある意味街の歴史を紡ぐイスのため、再塗装して使い続けることにしたとのこと。カラフルな色には柏の葉の緑や、「千葉大学」への道沿いに咲く桜のピンクなど、それぞれに意味があり、UDCKの想いが込められているのです。
プロジェクターではUDCKのこれまでの活動をまとめた10分程度の映像が流れていました。もうひとつのプロジェクターは、「柏の葉キャンパスで何をしたいか?」というアイデアを自由に貼ることができるホワイトボードになっています。つい最近、小学生が社会科見学が訪れたそうで、ホワイトボードには「花火」や「運動会」、「ライブ」、「お祭り」など新型コロナで実施されなかったイベントを望む声が多かったようです。

カラフルなイス
カラフルなイス

アイデアを貼っていくホワイトボード
アイデアを貼っていくホワイトボード


今回のリニューアルに合わせ、UDCKでは2020(令和2)年12月から新しい取り組み「柏の葉リビングラボ(仮称)」を展開予定です。UDCKでは「リビングラボ」を「街の生活者が新しいプロジェクトの初期段階から参加、アクションを起こし、新しい発想によるサービスやものを実装し、街の課題を解決していくことで、スマートシティの未来を創る一員となる場」と定義しています。そしてその導入となるのが「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」を使用したワークショップ。思考力を養い、潜在化する脳の知識・意識にアクセスする手法として、私立中学校の入試試験にも採用されている近年注目のワークショップ手法です。今回のガイドツアーでは、この体験の時間もありました!

「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」

ディスカッションの様子
ディスカッションの様子


組み立ての一例
組み立ての一例

基本ルールは、八崎さんから発表されるテーマに沿ってレゴを組み立てること。加えて以下の「きまりごと」を守ります。
1.作った作品について説明する
2.作品のストーリーを最後まで聞く
3.作品について質問をする
4.人の作品に勝手にさわらない
例えば、今回のテーマは「夢のような休日」。参加者は5分間、手を動かしながら黙々とレゴを組み立てます…!あっという間に5分が過ぎ、順番に作品を発表。
「ロケットで宇宙旅行に行って宇宙遊泳を楽しむ」、「どこでもドアを使って1日で世界各国を旅行する」など、皆さん夢のある力作を披露してくださいました。


ディスカッションの様子
ディスカッションの様子

「なぜこの色のレゴを選択したのですか?」「このロケットは何人乗りですか?」など、作品に対する質問が活発に出るようになると、緊張感も薄れてきて良い雰囲気です。私はみなさんの想像力や発想力に驚くばかりでした。また、手を動かしてレゴを組み立てていると、最初は真っ白だった頭の中に「これをつなげてこんな風にしたらおもしろいかも」、「このパーツはこんな風に使おう」などアイデアが浮かんでくるのが興味深く、「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」の不思議なパワーも体感しました。


ちなみに私が作った「夢のような休日」はこちら…!「何も考えずに朝からビールを飲んで過ごす」です。個人的には「夢のような休日」なのですが、みなさんの素晴らしい作品を見ていたら、なんだか発表するのが恥ずかしくなってしまいました…(笑)。

私の「夢のような休日」
私の「夢のような休日」

他の方の作品
他の方の作品


「柏の葉リビングラボ(仮称)」は2020(令和2)年12月12日からスタート予定。住民からニーズを募り、アイデアの実現に向けて動いていきます。それにあたって現在は第1期のメンバーを募集中とのこと!第1期のテーマは「まちの課題をみえるようにする仕組みを考える」です。
柏の葉キャンパスの新しいプロジェクトにご興味がある方はぜひUDCKの公式サイトをチェックしてみてください!これからも「UDCK」をはじめとする柏の葉キャンパスの変化から目が離せません。

「UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)」のリニューアルガイドツアーに参加してきました!
所在地:千葉県柏市若柴178-4 柏の葉キャンパス148-4 東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト103
電話番号:04-7140-9686
開館時間:10:00~19:00(11~2月の土曜日は17:00まで)
休館日:日曜日、祝日、年末年始
https://www.udck.jp/

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