恵まれた子育て支援でファミリーに人気の松戸市内で、ショッピングモールや大規模公園も近い八ケ崎エリア

東京都心に近く、自然と都市機能が調和する松戸市

千葉県北西部に位置する松戸市は江戸川をはさんで東京都および埼玉県と接している。東京都心からは約20kmという距離にあり、これはJR中央線でいう「吉祥寺」駅などとほぼ同じ距離になる。

「松戸」駅
「松戸」駅

古くは水戸街道の宿場として栄え、鷹狩りの場として使われるなど、徳川将軍家とのつながりが深い。「松戸」駅の東に立つ「戸定邸」も水戸藩最後の藩主であった徳川昭武が建てた邸宅だ。江戸時代には江戸川を渡る「矢切の渡し」が開設され、小説『野菊の墓』の舞台として有名になった。

高度経済成長期にはJR常磐線の複々線化や営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線との直通など交通アクセスが向上。現在は東京都心に近いながら、自然に恵まれた街として注目されている。

ショッピングモールに総合病院、大規模公園がそろう八ケ崎エリア

八ケ崎エリアは松戸市の北部、JR常磐線「馬橋」駅の東側徒歩圏内に広がる。「馬橋」駅からはJR常磐線と流鉄流山線が利用可能。JR常磐線は東京メトロ千代田線に直通しており、「大手町」駅や「表参道」駅などにもダイレクトアクセス可能だ。

2019(令和元)年には、エリア内に大規模ショッピングモール「テラスモール松戸」がオープンし、買い物も便利になった。ここにはスーパーマーケット「サミットストア テラスモール松戸店」のほか、ファッションや雑貨などの専門店に加え、シネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸」も入る。

「テラスモール松戸」
「テラスモール松戸」

エリア周辺にはほかにスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアなどショッピング施設が充実。「松戸市立総合医療センター」や「千葉西総合病院」といった総合病院も身近で暮らしの利便性に恵まれている。

エリアの南には「東京ドーム」11個分という大規模公園「21世紀の森と広場」も広がり、緑の中でバーベキューも楽しめる。隣接して「松戸市立博物館」や「森のホール21 (松戸市文化会館)」、「千葉県立西部図書館」といった文化施設もそろう。

「21世紀の森と広場」
「21世紀の森と広場」

エリア周辺はこのような生活利便と住環境のよさから新しい住宅地の開発が進み、戸建て住宅とマンションがバランスよく並ぶ街並みになった。ファミリーの暮らしに適したエリアとして注目され、実際にファミリーの流入が増加しているという。

閑静な住環境と高い生活利便の維持が期待される新松戸・馬橋地域

2024(令和4)年に改定された『松戸市都市計画マスタープラン』では八ケ崎エリアを含む「新松戸・馬橋地域」の街づくり目標を「利便性とゆとりある暮らしが共存するまち」とし、良好な環境の保全・充実、「馬橋」駅周辺の交通結節機能強化や都市機能誘導、河川や歴史的資源を活かした地域の魅力向上を目指すとした。

具体的には、八ケ崎エリアなど既存住宅地で、宅地細分化の防止や良好な景観整備、緑化の充実により住環境の保全・育成を進める。「馬橋」駅周辺ではショッピング施設の誘導や駅前広場や都市計画道路の整備により、魅力的な拠点形成を図る。さらに旧水戸街道や「萬満寺」などの歴史的資源も活かした街づくりを進めるという。

JR「馬橋」駅
JR「馬橋」駅

また、八ケ崎エリアの南、千駄堀エリアの「松戸市立総合医療センター」付近ではJR武蔵野線の新駅設置を念頭に街づくりを進める方針だ。これにより、八ケ崎エリアでは今後も閑静な住環境が維持され、高い生活利便も享受できると期待される。

恵まれた子育て支援で注目される松戸市

松戸市は「やさシティ、まつど。」をスローガンに掲げ、子育てしやすい街づくりを市の最重要施策のひとつとして、幅広い子育て支援を進めている。

とくに保育施設整備に力を入れ、保育所等待機児童数は2024(令和6)年4月まで9年連続ゼロを達成した。待機児童が多い0~2歳児のために小規模保育施設の整備も推進。小規模保育施設数は千葉県内で最も多い。さらに、駅前・駅ナカへの小規模保育施設設置を進め、2017(平成29)年には市内全駅の駅前・駅ナカへ小規模保育施設が整備された。

「子ども医療費助成制度」は18歳の年度末までが対象とされ、通院1回200円、入院は1日200円の自己負担で、調剤は自己負担なしで利用できる。「松戸市立総合医療センター」内の「小児医療センター」や「夜間小児急病センター」をはじめ、小児医療体制が整っているのも安心だ。

「松戸市立総合医療センター」
「松戸市立総合医療センター」

市内各地に0~3歳の子どもとその保護者が利用できる「おやこDE広場」を設置。「子育て支援センター」にも0歳の子どもから利用できる「フロア」が用意されるなど、親子の交流の場も充実している。八ケ崎エリアからは「八ケ崎市民センター」の「おやこDE広場八ケ崎」が近い。

松戸市は『共働き子育てしやすい街ランキング』上位の常連行政区

このような松戸市の暮らしやすさは数字にも表れている。松戸市の人口は約49万人で、千葉県内で3番目に多い。

とくに子育てファミリーに注目されており、日経X WOMANと日本経済新聞社による『共働き子育てしやすい街ランキング』では、2020(令和2)年は総合編1位、2021(令和3)年は総合編1位、2022(令和4)年は総合編2位、全国編1位、2023(令和5)年は総合編1位と毎年上位を維持している。

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東京都心に好アクセス、高い生活利便、閑静な佇まいがそろった八ケ崎エリア。ここは確かにファミリーが心地よく暮らせる街といえるだろう。

恵まれた子育て支援でファミリーに人気の松戸市内で、ショッピングモールや大規模公園も近い八ケ崎エリア
所在地:千葉県松戸市 

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