住宅専門家が歩いて発見!船橋・三咲エリアでできる豊かな暮らしとは?

みなさんこんにちは。さまざまな地域や暮らしについて日夜、取材をしている嘉屋恭子といいます。普段は住宅を専門としています。

住む街と遊びに行く街って、見どころ、注目ポイントって違いますよね。今回は船橋市三咲エリアの、「住む」にフォーカスして街歩きをしてみました。少し調べただけではなかなか見つけられない発見と出会いの連続。さっそくご紹介したいと思います。

住宅専門家 嘉屋さん
住宅専門家 嘉屋さん

三咲エリアってどこ?

今回、ご紹介する船橋市三咲エリアは新京成電鉄「三咲」駅と「二和向台」駅周辺です。「三咲」駅は「ふなばしアンデルセン公園」の最寄り駅としても知られています。新京成電鉄に乗れば、「新鎌ヶ谷」駅で北総線に、「北習志野」駅で東葉高速鉄道に、「新津田沼」駅で総武線快速/各駅停車にそれぞれ乗り換えることができ、多彩な場所へアクセスできます。

フラットで歩きやすい!駐輪場も充実

「三咲」駅周辺は、基本的に歩きやすいフラットな地勢です。歩道のあるエリアであれば、ベビーカーや車椅子などで移動しやすいことでしょう。そのためか、自転車で移動している人を多く見かけましたし、駅の周辺には複数の駐輪場がありました。駅周辺や道路に放置してある自転車がないのも非常に好印象でした!

バスも定期的にやってきます
バスも定期的にやってきます

食器や照明を取りそろえる、センスが光る雑貨屋「tiny」

まず、「三咲」駅から東口方面へ歩いてすぐの場所に見つけたのが、工務店に併設される雑貨屋「tiny」。こちらの店舗では食器や照明、グリーンなどを販売しており、品揃えと心地よい雰囲気に惹かれて県外から訪れる人も多いのだとか。アイアンフレームなど各パーツも販売しているので、DIYをする人はより楽むことができるはずです。工務店が運営しているので、お好みのラックやカップボードをオーダーしてもいいですし、プチリノベや住まいのお手入れの相談先としてもとても心強いですね。

雑貨屋「tiny」
雑貨屋「tiny」

雑貨屋「tiny」内観
雑貨屋「tiny」内観

地元に愛されるベーカリー&パティスリーも

ご近所ベーカリーとして使いたいのが、さらに東側へ進んだ先にある「アルトバウム」。パン屋さんはその街のバロメーターで、いいパン屋さんがあるとそれだけで「住みたいな」「いい街だな」という気持ちになりますよね。「アルトバウム」もそんなお店のひとつ。パンのラインナップはアンパンやクリームパン、ドーナツといったおなじみの商品から、いちじく・ピスタチオを使ったトレンドを取り入れたものまで充実しています。休日の朝、焼きたてパンを買って自宅のデッキでお手軽ブランチをしたら、きっと楽しいでしょうね。

「アルトバウム」
「アルトバウム」

「アルトバウム」にてパンを選ぶ嘉屋さん
「アルトバウム」にてパンを選ぶ嘉屋さん

さらに進んだところには、パティスリー「菓人 KICHISE(かじん きちせ)」があります。色とりどりのスイーツは見ているだけで幸せな気分に。三咲エリアで暮らしている人ならお誕生日、クリスマス、入学や進級のお祝いに、この「菓人 KICHISE(かじん きちせ)」のケーキがご指名になりそう。房総北川鶏園の「ぷりんせすエッグ」を使った「こがねロール」など、地元ならではの味もあるので、遠方の友人への「お持たせ」にしても喜ばれることでしょう。

「菓人 KICHISE(かじん きちせ)」店内
「菓人 KICHISE(かじん きちせ)」店内

季節の美味しそうなケーキが並ぶ
季節の美味しそうなケーキが並ぶ

直売所もたくさん。新鮮野菜・果物がおいしそう!

船橋市は大型商業施設が充実しているイメージですが、実は農業も盛んな地域です。特にこの三咲エリアは住宅地の合間に農園や梨園が点在。スーパーの野菜も付近の農家さんが並べている場合が多く、新鮮で品揃えが豊富です。遠くの「道の駅」まで行かなくとも、こんなに近くで野菜・果物が楽しめるのは贅沢ですよね。梨をはじめとした、果物狩りも盛んな地域ですので、季節ごとに訪れてもいいでしょう。

街に点在する野菜直売所
街に点在する野菜直売所

「田中園」店頭直売所
「田中園」店頭直売所

ランチをするならアットホームなイタリアンで

ランチでお邪魔したのは、イタリアンの「メルカンテ」。喫茶店のような気さくな雰囲気で、初めて訪れたのにどこかあたかかく懐かしい雰囲気があります。メンチカツやパスタなども、気取らずにパクりと食べられるのがうれしいところ。パスタやピザといったお馴染みのイタリアンもいいですが、「カキとキノコのオープン焼き」、「ぞうすい~メルカンテ風~」(辛口スパイシー)といったオリジナルのメニューも、ちょっと大人の味ながら大変美味でおすすめです。

「メルカンテ」
「メルカンテ」

スーパーや小売店も充実。日用品は一通りそろう!

「三咲」駅前には、スーパー「ヤオコー 船橋三咲店」があるほか、家電量販店「コジマ×ビックカメラ 船橋店」や100円ショップ「ワッツウィズ 三咲ランドローム店」、「ウエルシア 船橋咲が丘店」などのドラッグストアも充実しているので、日々の買い物に困ることはなさそう。特に地元の人に愛されているのが、「ランドロームフードマーケット 三咲店」。店の名物商品でもある、真面目シュークリームは、船橋では知らない人はいないほどだとか。1コ108円と格安ながらパリパリのシュー生地が絶妙で、「おいしい!」と子どもたちが頬張る笑顔が見えるよう。隣接する100円ショップの「ワッツウィズ 三咲ランドローム店」には園芸用品や文房具が充実していて、子どもから「明日、ノートがいる〜!」とから言われたときに駆け込む場所になりそうです。

三咲名物「真面目シュークリーム」
三咲名物「真面目シュークリーム」

「ワッツウィズ 三咲ランドローム店」
「ワッツウィズ 三咲ランドローム店」

カフェでひと息、細やかな心配りに癒やされて

ちょっとおしゃべりがしたいときは、「ピーターパン珈琲 船橋市三咲店」で。自慢の珈琲やサンドイッチ、デザートが充実しています。ログハウス風の店内には、絵本やベビーチェア、ブランケット、シニアグラス、地域情報誌などをそろえていて、あたたかなホスピタリティを感じます。これなら小さな子ども連れでも訪れやすいですし、ママ友や地域の人と心地よくおしゃべりタイムが過ごせることでしょう。

「ピーターパン 船橋三咲店」
「ピーターパン 船橋三咲店」

名物パンケーキ
名物パンケーキ

等身大で無理しない。居心地よい暮らし

私は今、小学生と保育園の子どもたちを育てている真っ最中なので、三咲周辺で子育てをするなら、暮らすなら、という目線で街歩きをしてみました。特徴としてあげられるのは、買う・食べる・子育てをするための施設がバランスよくそろい、のびやかで等身大な点でしょう。

・気取らず・リラックス感のある場所で暮らしたい
・アウトドアが好き、BBQやキャンプ好き
・自宅周辺に公園・緑がほしい
・新鮮な野菜や果物があるとうれしい

こんな方は、きっと三咲エリアでの住環境に向いています。なかでも食や緑が充実していて、スーパーも直売所も新鮮で毎日の料理が楽しくなりそうですし、畑が身近にあるので、食育にも役立ちそう。あとは、隠れた名店の多さ!少人数で運営しているため、今回ご紹介を控えさせていただいたお店もあるほど。遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるような名店も隠れているので、ぜひ探してみてくださいね。

嘉屋 恭子
嘉屋 恭子

私が紹介しました

住宅専門家 嘉屋 恭子
編集プロダクションなどを経て、2006(平成18)年よりフリー。現在はSUUMOジャーナルやフリーペーパー「○○で家をたてる」など、主に住まいや地域活性化などの領域で取材執筆活動を続ける。現在、横浜市内に夫と子2人、猫1匹で暮らす。将来の夢は古民家&蔵を購入して、手入れしつつ生活すること。

※この情報は2022(令和4)年10月時点のものです。