茂原市の副次拠点として新市街地整備も検討中の本納エリアで心地よい暮らしを実現
房総半島の自然に抱かれた茂原市
茂原市は千葉県のほぼ中央に位置し、西側は房総丘陵の豊かな緑が、東側には九十九里平野が広がる。温暖な気候に恵まれ、年平均気温は15℃と過ごしやすい。「桜まつり」や「茂原七夕まつり」など季節のイベントも豊富だ。「桜まつり」は日本さくら名所100選に数えられる「茂原公園」で開催され、一面に広がる桜が訪れる人を魅了する。「茂原七夕まつり」は1955(昭和30)年に始まり、現在は関東屈指の規模になった。
JR外房線の特急で「東京」駅まで60分と通勤圏内にあり、圏央道の開通でさらに交通アクセスが向上した。このような背景もあり、生活利便と良好な住環境を併せ持つ街として注目されている。
JR京葉線直通電車で「東京」駅へ直結、圏央道も近い本納エリア
本納エリアは茂原市の北部に位置し、北側は大網白里市に接している。JR外房線の「本納」駅にはJR京葉線に直通する快速も停車。東側には国道128号が通過するなど交通アクセスに恵まれている。
エリアから西へ向かえば圏央道の「茂原北」ICがあり、接続するアクアライン経由で「羽田空港」や東京都心、横浜方面にアクセス可能だ。圏央道は「松尾横芝」ICから「大栄」JCT間の延伸工事が進められており、完成すれば「成田空港」方面への所要時間も短縮される。
国道128号沿いにはスーパーマーケット「生鮮&業務スーパー大網永田店」のほか、地域で採れた新鮮な農産物を扱う「旬の里 ねぎぼうず」もある。エリアの南には内科や外科、小児科などを持ち、救急医療にも対応する「公立長生病院」があり、病気の際も安心だ。
茂原市内では新たな道路や新市街地の整備も検討中
2023(令和5)年に策定された『茂原市都市計画マスタープラン』では本納エリアを含む「新治・本納・豊岡地区」を市北部の玄関口とした。その上で本納エリアを市の副次拠点として都市機能の充実を図るとしている。
具体的には、「本納」駅西側で居住機能と生活利便機能が一体となった暮らしやすい街づくりを推進。「本納」駅東側では新たな都市機能の誘導や新市街地の整備を進める。さらに茂原白子バイパスなど道路整備、「本納」駅の駅前広場やアクセス道路の整備も検討されており、今後の発展も期待される。
妊娠から子育てまで一体的な支援を提供する茂原市
茂原市は子育てファミリーも暮らしやすい街だ。「子ども医療費助成制度」は2024(令和6)年8月から18歳の年度末まで対象が拡大され、さらに使いやすい制度に生まれ変わっている。
茂原市では妊娠時から出産・子育てまで一貫して支援する伴走型支援と、出産・子育て応援給付金など経済的支援を一体として提供する。これにより、妊娠を届け出ると、出産応援給付金交付、妊娠後期のアンケート、赤ちゃん訪問、子育て応援給付金交付と子育て期まで必要なサポートが受けられるようになった。
茂原市民は自然環境や地域の伝統行事に魅力を感じる
2019(令和元)年に行われた『茂原市総合計画策定のための市民アンケート結果報告書』によると、茂原市の住み心地について「たいへん住みよい」または「まあまあ住みよい」と答えた人の割合は75.9%に上った。定住意向については、「これからもずっと茂原市内に住み続けたい」と回答した人がは59.7%だったのに対し、市外への転出を希望する人の割合はわずか6.6%だった。
住み続けたい理由としては「実家があるから」が最も多く、「飲食や買い物がしやすいから」「自然環境が豊かだから」「近隣の人々との絆が強いから」という回答が続いていた。さらに、「⼤切にしたい地域の財産」を問う項目では、「祭り・伝統⾏事」が最多の36.0%という結果だった。
この結果から、茂原市民は生活利便に加え、自然環境や人間関係に魅力を感じ、住み続けたいと考えていることが伺える。
緑が多く、季節のイベントも豊富で子育て支援が充実する茂原市でも、ショッピング施設や医療機関がそろう本納エリアは暮らしやすい街といえるだろう。