流山市運河エリアNAGAREYAMA-UNGA

子育てファミリーに人気の流山市北部で、利根運河の豊かな自然が寄り添う運河エリア

「都心に一番近い森のまち」流山市

流山市は東京都心から北東に約25km、千葉県の北西部に広がり、東は柏市、西は江戸川を隔てて埼玉県三郷市と吉川市、南は松戸市、北は野田市に接している。江戸時代には江戸川の舟運で栄え、河岸も設けられていた。米の生産地に近く、水にも恵まれていたため、みりんの生産が盛んで、白みりんが初めて作られた地としても知られる。

「運河水辺公園」
「運河水辺公園」

2005(平成17)年8月のつくばエクスプレス開通により「秋葉原」駅へ約20分でアクセスできるようになり、流山市は飛躍的に成長を遂げた。江戸川や利根運河の潤いに加え、市野谷の森など400か所の公園・緑地が存在し、自然に恵まれていることも特徴だ。

ファミリー世代を中心に人口増加、定住意向は91.2%

つくばエクスプレス開通により、流山市では人口が大きく増加した。つくばエクスプレス開通前の2004(平成16)年の人口は約15万人だったが、2024(令和6)年には約21万人となり、約20年間で6万人増加している。2014(平成26)年と2024(令和6)年の人口構成をみると、35~39歳で大きく増加している。また、流山市の合計特殊出生率は1.50で千葉県の1.18、全国の1.26より高い。つまり、流山市はファミリー世代を中心に人口が増加し、子どもも多い「若い街」と言える。

流山市では「都心から一番近い森のまち」を目指す街のイメージに掲げ、”流山グリーンチェーン戦略”や”まちなか森づくりプロジェクト”といった緑化の取り組みを進めている。この結果、2018(平成30)年度の緑被率は40.3%と2011(平成23)年度に比べ3.4%増加した。

流山市常住人口の推移(流山市ホームページより引用)
流山市常住人口の推移(流山市ホームページより引用)

「令和5年度ながれやままちづくり達成度アンケート」によると流山市に住み続けたいと思う市民は91.2%に上り、「平成30年度ながれやままちづくり達成度アンケート」の85.1%から約6%増加した。「流山市は住み心地が良いまちである」と思う市民は87.3%、「市内は緑が豊かで潤いがあり、緑とのふれあいに満足している」と思う市民は85.5%、「公共交通に満足している」と思う市民は81.0%であった。この結果から、市民の多くは緑が多く、移動しやすい流山市を住み心地がよいと感じていることが伺える。

子育てファミリーが暮らしやすい街としても人気

ファミリー世代が多い流山市では「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」をキャッチフレーズに掲げ、子育てしやすい街づくりも進めている。とくに保育施設の整備には力を入れ、認可保育施設は2010(平成22)年度の17園から2024(令和6)年4月には104園まで増加した。

また、「流山おおたかの森」駅と「南流山」駅近くに「駅前送迎保育ステーション」を開設している。開設当時は全国的にも珍しい取り組みとして注目された。「駅前送迎保育ステーション」はここに子どもを預けると保育施設に送迎してくれるサービスで、保護者はそのまま電車を利用できる。

「流山市立森の図書館」
「流山市立森の図書館」

2015(平成27)年には「流山市立おおたかの森小・中学校」内に千葉県内で2番目の子ども図書館として「流山市立おおたかの森こども図書館」を開館した。ここは絵本や児童書が多いことから子どもに人気だ。市内には他にも「流山市立森の図書館」や「流山市立木の図書館」などおしゃれな図書館があり、おはなし会など子ども向けイベントも行われている。

スーパーマーケットが充実、公共施設もそろう運河エリア

運河エリアは流山市の北端に位置し、利根運河を挟んで野田市と接している。「運河」駅は1911(明治44)年の 千葉県営鉄道野田線(現・東武アーバンパークライン)開通時に開設された長い歴史を持ち、現在も急行が停車するなど主要駅のひとつだ。急行に乗れば「流山おおたかの森」駅まで1駅5分、「柏」駅まで2駅10分でアクセスできる。「流山おおたかの森」駅でつくばエクスプレス、「柏」駅でJR常磐線に乗り換えれば、東京都心へのアクセスも良い。

「運河」駅
「運河」駅

「運河」駅周辺には「コープみらい コープ東深井店」、「ベルク 流山東深井店」、「ビッグ・エー 流山東深井店」などスーパーマーケットが充実。「流山市立森の図書館」や「北部市民プール」 など公共施設も近い。

季節のイベントも楽しみになる利根運河

運河エリアの北を流れる利根運河は利根川と江戸川を結ぶ運河として明治時代に開通した。オランダ人の協力を得て、自然の地形を活かした設計で作られたことも特徴だ。この運河により、東京への輸送時間は大幅に短縮され、最盛期には1日4万隻の船が行き来したという。運河沿いには多くの桜が植えられ、お花見・観光スポットとしてもにぎわうようになった。現在も「運河水辺公園」を中心に春は桜、秋は彼岸花が咲き誇り、花回廊とも呼ばれている。

「運河水辺公園」
「運河水辺公園」

運河水辺公園」では毎月第4土曜日に朝市が開かれ、近隣で採れた新鮮な野菜などが販売されるほか、初夏にはこいのぼりが飾られ、夏には映画上映やものづくりワークショップが行われるなど四季のイベントも多い。

生活利便に恵まれ、自然や催しから季節の移ろいを感じながら暮らせる運河エリア。ここはファミリー世代に人気の流山市内でも特に穏やかな暮らしを満喫できる街だ。

子育てファミリーに人気の流山市北部で、利根運河の豊かな自然が寄り添う運河エリア
所在地:千葉県流山市 

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