船橋山の手エリアFUNABASHI-YAMANOTE

地場産品を販売する地域最大級の直売所

新鮮な小松菜や枝豆、店内で作るジェラートが絶品!JA直営の農産物直売所「ふなっこ畑」

JR武蔵野線「船橋法典」駅から徒歩20分。東武野田線「塚田」駅から徒歩15分。千葉県立公園「行田公園」の近くにある「ふなっこ畑」は、地元で人気の農産物直売所だ。所長の礒谷崇弘さんに、お店の概要をはじめ、特産品や朝市、周辺の魅力などについて伺った。

近くの畑から農家さんが直接持ってくるから新鮮!

JAちば東葛行田支店に隣接する「ふなっこ畑」
JAちば東葛行田支店に隣接する「ふなっこ畑」

――まずは「ふなっこ畑」の概要について、ご紹介ください。

礒谷さん すぐ隣にあるJAちば東葛(ちば東葛農業協同組合)が運営する、船橋市最大級の農産物直売所です。元は1976(昭和51)年に生鮮スーパー「A-coop 行田店」で、35周年を迎える2011(平成23)年に「ふなっこ畑」としてリフレッシュオープンしました。契約農家は現在500軒以上にのぼり、地産池消の拠点として野菜や果物、米、卵、肉、花など地元の農産物を販売しています。「ふなっこ畑」の周辺、西船橋エリアの農家さんが多いですね。お買い物をより楽しんでいただけるよう、木曜日は肉の日、日曜日はお花の日など、お買い得の曜日を設けています。

広々とした店内
広々とした店内

――周辺のスーパーなどと比較して、特に良いところがあればお伺いしたいです。

礒谷さん まず、地場農産物に生産者の氏名が記載されていること。生産者の方がわかることは、ご購入の際の安心につながります。そして次に、鮮度の良さ。市場や仲卸を通す一般的な流通ルートだと、店頭に並ぶまでに3~4日かかりますが、当店は近隣の農家さんがその日に収穫したものを直接届けてくれます。採れたては味が全然違いますよ。足りなくなったら農家さんに電話して状況を伝え、その場で追加で採ってきてもらいます。

玄米30kg
玄米30kg

また、一袋の量が農家さんごとに全然違うのも特徴です。たくさん入っているものもあれば、少量だけ買えるものもあり、都合に合わせて選べます。ケールや紫人参など、珍しい野菜と出合える機会も多いと思います。一等米30kgを玄米で買えるのも、JAの直売所ならではでしょう。購入されるほとんどの方が、精米機を利用して帰られます。精米したてのお米はおいしいですよ。玄米は量り売りもしていますし、もちろん精米済みのお米も売っています。

自分好みの味を探し、生産者のファンになって買い物を楽しむ

船橋や千葉の特産品を使ったジェラート
船橋や千葉の特産品を使ったジェラート

――特産品やイチオシの商品をご紹介ください。

礒谷さん この辺りの特産品は小松菜と枝豆です。小松菜パウダーや小松菜カステラ、グルテンフリーの麺「小松菜米麺」など加工品も置いています。イチオシは、直売所ならではのジェラートです。土日に対面販売で作りたてを提供しています。船橋が誇る小松菜や枝豆、千葉県産の落花生など、農産物直売所ならではのフレーバーをいろいろ用意しています。県内でも有数の酪農地帯である野田市関宿町の酪農家から搾りたての生乳を直送してもらい、店内で殺菌処理を施し、ベースとなるジェラートから手作りしています。生乳から作っているところなんて酪農家以外にないでしょうから、一番のおすすめはやはりミルク味。それと、その時季の旬のフレーバー。ラインナップはちょっとずつ変わっていくので、毎回チェックしてほしいです。

所長の礒谷崇弘さん
所長の礒谷崇弘さん

――「ふなっこ畑」の一番の特徴は何でしょうか。

礒谷さん 小松菜が日本一売れる店じゃないかと思います。当店で扱う小松菜は新鮮でおいしいし、見た目もキレイ。小松菜目当てでいらっしゃる方も多いので一年中販売しています。枝豆は4・5月から10月くらいまで買えますよ。

また、お客さんの商品選びも「ふなっこ畑」ならではだと思います。「今年はこの人のところの小松菜がおいしい」とか、生産者のファンになって買う方が多いんです。品種も好みのものを選んで買われますね。例えば枝豆は収穫時季によって早生、中生、晩生と3パターンあるんですが、「早生ならこの人、この品種ならこの人」といった具合です。そういったこだわりが、ここで買い物をするひとつの楽しみ方になっています。

鮮度抜群の朝採れ野菜を低価格で買える「ふなっこ朝市」

農家が丹精込めて育てた野菜が並ぶ
農家が丹精込めて育てた野菜が並ぶ

――「ふなっこ畑」を利用されるお客様は、どのような方が多いでしょうか。

礒谷さん 平日は主に地元の主婦の方々で、土日は家族連れが多いですね。すぐ隣が「行田公園」なので、遊んだ帰りにジェラートを食べに寄ってくださったり。「行田公園」でフリーマーケットが開かれる第二日曜日もお客様は多いですね。それに土曜日はお米の日。運び役として仕事が休みの旦那さんを連れて来る場合も多いです。「枝豆がおいしい」などの評判を聞きつけて、遠方から来る方もいらっしゃいます。水曜日と土日には店の前にキッチンカーが来るので、そのファンがいらっしゃるというのもあるでしょう。

地場野菜コーナー
地場野菜コーナー

――「ふなっこ朝市」など、イベント等の活動について教えてください。

礒谷さん 「ふなっこ朝市」は、毎月第3土曜日の午前9時半〜11時半に開催しています。特産物の即売会や詰め放題など、毎月テーマを決めて実施しています。基本的にはJAちば東葛の管轄である野田・柏・船橋の農産物を取り上げて地場野菜の周知を図っていますが、隣接する農協に協力してもらうこともあります。いずれにせよ、農協だからできる内容を心がけています。酒蔵の方に来ていただいて千葉県のお酒を特集することもあります。あまり知られていませんが、千葉はお酒もおいしいんですよ。

また、一定額以上の購入で景品が当たる抽選会に参加できるなど、何かしら楽しんでいただけるイベントを考えています。朝採れ野菜を低価格で買えるとあって、地元の人を中心に喜ばれています。「ふなっこ朝市」とは別に船橋市の朝市にも参加していますし、JR「西船橋」駅前のデパートやJR東日本さんからお声がけいただいてイベントに出店することもあります。

公園や農地など緑が多く、子育て環境に恵まれた船橋山の手エリア

地元住民の憩いの場「行田公園」
地元住民の憩いの場「行田公園」

――船橋山の手エリアの魅力はどんなところでしょうか?

礒谷さん この辺りに住んでいるスタッフからは、農地や公園が多く、子育て環境が良いという声をよく聞きます。普段の買い物なら「ふなっこ畑」で十分でしょうし、自宅前に直売所を設けている農家さんも多いですし、少し行けば「イオン船橋店」もあるので、買い物環境も良いと思います。

住宅地と農地が隣接する行田らしい風景
住宅地と農地が隣接する行田らしい風景

船橋は日本有数の都市型農業地域です。農地と住宅地は通常少し離れているものですが、この辺ではマンションのすぐ横にビニールハウスがあるような風景が珍しくありません。マンションの住人と農家の人が同じ学校に通っていたり、3世代続く農家さんがあったり、農家さんとそうじゃない住民の関係が昔から比較的うまくいっている地域なんだと思います。それもこの辺りの魅力のひとつではないでしょうか。

――最後に、これから船橋山の手エリアに住むことを検討されている方へ向けて、メッセージをお願いいたします。

礒谷さん 行田周辺は緑が多く、ホッと一息つけるような地域です。ぜひこの街の住人となって、その魅力を存分に味わっていただけたらと思います。

所長 礒谷 崇弘さん
所長 礒谷 崇弘さん

農産物直売所「ふなっこ畑」

所長 礒谷 崇弘さん
所在地:千葉県船橋市行田3-7-1
電話番号:047-439-3061
営業時間:9:30~18:00
定休日:毎週火曜日(祭日の場合は営業)
※この情報は2023(令和5)年4月時点のものです。

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