カフェアッズーロ オーナー角田 操さん インタビュー

”もう一つの家”で食べる千産千消の味

「北習志野」駅前では最も長く全長800メートルに及ぶ「エビス通り商店会」。そこから一本入った路地に静かに佇む隠れ家キッチン「カフェ アッズーロ」。”アッズーロ”とは、”青”を意味するイタリア語。ブルーを基調とした店内には、都会の喧騒を忘れさせてくれる静かで贅沢な時間が流れる。口コミでファンが広がり続けるという人気の同店を訪れ、オーナーの角田操さんにお話を伺った。

住宅街に現れる「カフェ アッズーロ」
住宅街に現れる「カフェ アッズーロ」

千産千消でおいしい野菜を

――お店を開いたきっかけを聞かせてください

私自身がとにかく料理が大好きなんです。それがこの店を始めた一番大きな理由ですね。小さい頃、母が一つ一つの素材を大事にしながら私に料理を作ってくれて、美味しいものをいっぱい食べさせてくれたことも影響していると思います。母が作ってくれた美味しい料理のことを、今でも鮮明に覚えていますね。その料理のおかげか、私は野菜が大好きでして。休日は農家にお邪魔して野菜を見たり、変わった野菜を仕入れたりと忙しくも楽しい毎日を過ごしています。料理と野菜が大好きな私が始めた店もこの夏で8年になります。地元北習志野の皆様をはじめ、来てくださるお客様には大変感謝しております。

調理をするオーナーの角田さん
調理をするオーナーの角田さん

――お店のこだわりについて教えてください

私が好きな色“ブルー”を基調にしているインテリアを是非見て頂きたいです。店内各所にブルーを施していますので、食事はもちろんインテリアも楽しんでゆっくりとして頂ければと思います。あと、野菜にはとてもこだわっています。各メニューに使う野菜は地元千葉県船橋産で、どれも農家から直接仕入れたものです。収穫したての新鮮野菜をいっぱい食べて欲しいですね。店の庭ではたくさんの野菜を育てていまして、メニューにもその野菜を使っています。茄子やレモン、とうもろこし、あけびに紅心大根など珍しい野菜も栽培してお出ししていますよ。既製品を使用するのではなく、できるだけ素材から自分で作るように心がけています。

“ブルー”を基調にしているインテリア
“ブルー”を基調にしているインテリア

――野菜へのこだわりが強いんですね

はい。地元船橋の繁栄の為に千葉県産の食材で「千産千消」を意識して提供しています。当店の庭と少し離れた場所に畑をつくりまして、そこでたくさんの野菜を育てています。素材を大事にした安全で美味しい千葉県産の野菜をみなさんに食べて欲しいので、私や農家さんが作った野菜を使っているんです。お客様からは、採れたての新鮮な野菜が食べられると大変好評です。船橋は梨が名産ですが実はトマト、小松菜などの美味しい野菜がたくさん採れることでも有名なんですよ。店をきっかけに千葉県の野菜をもっと多くの人たちに知ってもらって、食べてもらえることができたら嬉しいですね。

どのメニューにも新鮮な野菜を
どのメニューにも新鮮な野菜を

「手造りハンバーグ定食」や他のメニューにも使っている船橋のトマトですが、味が濃くてフレッシュでとても美味しいですよ!「美味しい!」って食べてみてびっくりする方が多いですね。また珍しい野菜を見るのも育てるのも食べるのも大好きなので、メニューにも積極的に反映させるようにしています。それをお客様が美味しそうに、楽しそうに食事をしてくださる姿を見ると私も嬉しくなりますね!

予約しないと食べられない「手造りハンバーグ定食」
予約しないと食べられない「手造りハンバーグ定食」

繋がっていく人と人

――どのようなお客様が多いですか?

近所のお客様がもちろん多いのですが、学校や幼稚園、保育園があるので先生やお稽古帰りの奥様達の利用も多いですね。当店はランチ、ディナーともに女性のお客様の比率が高いです。大人数でも楽しめるテラス席、テーブル席の他に、カウンター席も5席ほどご用意していますので、お一人でご来店のお客様もゆっくりと食事を楽しめると思います。おかげさまでいつも大変多くのお客様に来て頂いているのですが、実は広告ではほとんど宣伝をしていないのです。以前来店してくださったお客様の“口コミ”での来店が圧倒的に多いですね。お店としてはこんなにも嬉しいことはありませんし、やっていて良かったと思える瞬間ですね!今では千葉県全域や他県からのご予約もいただいています。

ゆったりとした空間で味わうことができる
ゆったりとした空間で味わうことができる

――地域との交流はいかがですか

以前当店を手伝ってくれていた方で、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県山田町出身のご夫婦とご縁がありまして。少しでもお役に立てればと思い、店の一画に「東日本大震災チャリティーバザーコーナー」を設け、全国各地から送って頂いた手作りのグッズやお洋服、お家にあるものなどをこちらで販売し、その売上をお菓子や本、洋服に変えて送ったり寄付をしたりしています。お店に来て下さる地元北習志野のお客様から、遠方の方までたくさんの方にチャリティーグッズやこの活動に協力して頂いています。毎年現地の幼稚園や保育園に物資を送り、お礼にと手紙や写真を送って下さって。子どもたちの成長を報告してくれるので、人と人の深い絆を感じることができて温かい気持ちになります。とても嬉しいですね。なによりもこの活動が少しでも復興の力になっているのであれば本望ですね。まだまだ現地をはじめ東北の復興はこれからですので、この活動を北習志野で続けていきたいと思っています。

店の一画に設けられている「東日本大震災チャリティーバザーコーナー」
店の一画に設けられている「東日本大震災チャリティーバザーコーナー」

便利で穏やかな暮らし

――北習志野の街の魅力、暮らしやすさについて聞かせてください

東京メトロ東西線ができてからは都内へのアクセスが格段に良くなりました。都内まで数十分もあれば行けますので通勤通学、買い物にはとても便利な街です。最近では、新たに住む若いご夫婦も増えましたし、街では子どもたちの楽しそうな声も聞こえて、街全体が明るく元気になったイメージですね。また北習志野には商店街が多くありまして青果店、スーパーマーケットも充実していますし、一通りの商業施設が揃っているので、地元だけでも買い物に不便することはありません。

自然と畑が近い北習志野
自然と畑が近い北習志野

北習志野は都心に近いですが、一本道を入ると近くには梨畑があったりトマトのビニールハウスがあったりと自然と触れ合える環境がありますし、子どもたちが遊べる公園が街にはたくさんあります。教育施設も充実していて、治安も良く住みやすい街なので子育て環境は最高だと思います。優しい人が多いですし、便利ですがのんびりとした暮らしができる良い街ですよ!

目指すはもう一つの家

――今後のお店の展望を聞かせてください

今後も地域、人との繋がりを大切にしていきたいと思っています。当店はスリッパに履き替えて入るお店なんです。「ただいま」って帰ってきて、食事を楽しんだ後は「行ってきます」と出かけることができるような、お客様がリラックスしてゆっくりと食事と時間を楽しめる、“もう一つの家”のような空間作りができればと思っています。そして今後も変わらず一つ一つの素材を大事にした、「千産千消」の美味しい料理を作り続けたいと思っています。ご来店お待ちしています!

おいしい野菜が育つビニールハウス
おいしい野菜が育つビニールハウス

カフェ アッズーロ

オーナー 角田 操さん(写真中央)
所在地:千葉県船橋市習志野台1-37-17  イルソーレ106
TEL:047-406-5367
※この情報は2016(平成28)年6月時点のものです。