設備やサービスにママの声を反映 親子で楽しめる「ららぽーと柏の葉」
再開発が進む「柏の葉キャンパス」駅前に建つ、ショッピングセンター「ららぽーと柏の葉」。2006(平成18)年のオープン以降もリニューアルを繰り返し、ニーズに合わせて進化を続けている。買い物だけでなく、子ども連れのママの憩いの場となっているのも大きな魅力だ。今年で12周年を迎える同施設の特徴と周辺エリアの魅力について、所長の川浪さんに聞いた。
―まずは施設の概要をお聞かせください。
ゴルフ場の跡地に柏の葉キャンパス街区の整備が進められ、その最初の大型プロジェクトとして着手されたのが、「ららぽーと柏の葉」です。2006(平成18)年にオープンし、2013(平成25)年にはテナントの大幅な入れ替えを実施。翌年には「ゲートスクエア」の一部を「ららぽーと柏の葉北館」としてオープンさせました。2016(平成28)年にも新規・改装27店に及ぶリニューアルを行っています。利用者数も堅調に伸びており、周辺には子育て世代の方が多くお住まいなので、約180の店舗はそのニーズを意識したものになっています。
―他の「ららぽーと」とはどのような点で違いがありますか。
他の「ららぽーと」は遠方から車でお越しになるお客様が多いのですが、ここは駅前立地でマンションも多いので、近隣にお住まいの方に日常的に使っていただくということを意識しています。旦那様が会社に行っている間、小さな子どもを1人でみているお母様が、子どもを遊ばせたり食事を楽しんだりと、お買い物をしなくても1日快適に過ごせるような場所を目指しています。
―「ららぽーと柏の葉」ならではの取り組みはありますか。
「健康」「環境」「ロハス」といった開発コンセプトに合わせ、屋上農園や屋上庭園を設けています。屋上には太陽光パネルも設置して、施設内で使う電力の一部を賄っているんですよ。また、災害にも強い施設です。施設内ではくみ上げた地下水を浄化して使っているんですが、災害時に水道が使えなくなった場合、近隣住民にその水を配布できる仕組みを備えています。本格的なクライミングウォールがあるのも特徴でしょう。予約制で、インストラクターが常駐する毎月第3日曜日にご利用いただけます。
―子ども連れのお客様へ向けたサービスも充実しているようですね。こちらについても詳しくお聞かせください。
本館1階にある「プチ・ナーサリー柏の葉保育園 分園」では、最低2時間から一時保育を頼めます。コミュニティダイニング内には、靴を脱いでくつろげる小あがりを設けているので、子ども連れの方も安心して食事が楽しめます。電子レンジもあるのでミルクの温めもできます。2階の総合案内所では「お子さま迷子カード」を用意。保護者の方にスムーズにご連絡できます。また、この案内所で誕生月であることを伝えていただくと、シールにお名前を書いてプレゼント。この「バースデーシール」は、「ららぽーと柏の葉」独自のサービスです。
―地域との連携による活動がございましたら、ぜひお聞かせください。
地域リレーションには力を入れています。本館2~3階にある階段状の中庭「センタープラザ」などを、さまざまな地域の催しに使っていただいています。地元サッカーチームの試合のパブリックビューイング、柏市主宰の吹奏楽イベント「ミュージックふぇすた」、市内の小学生が描いたポスター展示や柏市消防音楽隊によるコンサートなど、挙げればきりがありません。地域密着のショッピングセンターと言えると思います。
―最後に、柏の葉キャンパスエリアの魅力をお聞かせください。
1番は、街並みが美しいこと。計画的につくられた街なので動線もスムーズですし、バリアフリーも意識されているので車椅子やベビーカーを使う方も比較的快適でしょう。夜はイルミネーション(冬季のみ)もきれいですよ。それから、子育てに良い環境が整っていること。保育園の数もそれなりにありますし、市内にある近隣大学のキャンパスでは学びのイベントも多く開かれます。今年の夏には「ららぽーと柏の葉」と近隣大学・団体が連携して「わくわくサマースクール」と銘打ったイベントを実施しました。都心も通勤圏内ですから、交通の便も魅力だと思います。
今回、話を聞いた人
ららぽーと柏の葉
所長 川浪さん
所在地:柏市若柴175
電話番号:04-7168-1588
(受付時間10:00~18:00)
URL: http://kashiwa.lalaport.jp/
※2018(平成30)年11月実施の取材にもとづいた内容です。記載している情報については、今後変わる場合がございます。